「偶然起こっただけだと思うけど、どうしていつもこう悪くなるのかな?」と思ったことはありませんか? それはマーフィーの法則で説明することができます。
マーフィーの法則(MURPHY'S LAW)とは次のものです。
If anything can go wrong, it will.
(失敗する可能性のあるものは、失敗する)
たとえば車を洗った時「せっかく洗ったのだから雨は降らないで~」って思うと、たいていは雨が降ってしまいます。しかもどしゃ降りだったりします。
つまり「いやな予感は当たる」のです。
「いいかげんなことを言うんじゃない。そんなことあってたまるか!! もし当たらなかったらどうするんだ~」
という声も聞こえてきそうですが、それに対してこういう回答はいかがでしょうか?
「悪くならなかったのでしょう?良かったじゃないですか。」
満員の時、自分の立っている前の席だけが空かない。
自分が席に座った時、疲れている時ほど目の前にお年寄りの人が乗り込んでくる。
切符を買う時、自分の並んだ列がいつも遅い。
あわてて飛び乗った電車は、反対の方向へ行く。
バスは、いつもは予定時刻に来ないが、自分が予定時刻に遅れた時に限って、定刻にやって来る。
バスは、自分が急いでいる時ほど、渋滞にまき込まれる。
20分ごとに来るバスに乗るための平均待ち時間は15分である。
自分が出力しようとすると、プリンタは故障する。
プリンタが故障する確率は、出力しようとする書類の重要度に比例する。
別の故障していないプリンタに出力しようとすると、そのプリンタには電源が入っていない。
自分が出力している時に限って、紙切れが発生する。
紙がじゅうぶんにある時は、紙詰まりをおこす。
紙詰まりを直すと、トナー(インク)が切れる。
財布の中の10円玉の枚数は、必要な枚数より1枚少ない。
10円玉がぴったりあると思っていると、その中の1枚には縁にギザギザがついている。
10円玉だと思っていたら、5円玉だった。
100円玉だと思っていたら、50円玉だった。
ジュースが飲みたい時に限って小銭がない。
販売機には紙幣が使えないか、使える機種のものでも「中止」のランプが点灯している。
自分の飲みたい種類のジュースは「売切」になっている。
やっと探し当てた自動販売機には「故障」と書かれた張り紙が貼っている。
見たい番組は家を留守にしている時に放送される。
ビデオに撮ってまで見たい番組は、必ず前の番組が延長する。
ビデオに撮った番組は初回15分延長版だった。
番組の録画に成功したビデオは、一度も見ることなく重ね撮りされてしまう。
面白そうな番組は、放送が終了してから新聞の番組欄で見つけることができる。
手に持っていた新聞は昨日のものだった...。
チケットを1枚購入すると、2枚必要になる。
チケットを2枚購入すると、1枚は無駄になる。
他人から無料で譲りうけたチケットは使われることはない。
他人から有料で買ったチケットは使われないことはない。
試験開始直前に覚えた部分は試験に出ない。
ヤマは外れる。
勉強しなかったところに限って出題される。
択一問題は最後に残った2つの候補のうち、選択しなかったほうが正解である。
択一問題は最初に選択したものが正しい。
選択し直すと、たいていは外れている。
苦労して作成したカンニングペーパーは、実際に使う時になると見なくてもその内容を覚えている。
解答欄の間違いに気づくのは、問題を全部回答した時である。
計算間違いに気がついて、念のためにもう一度計算し直すと、第3の答えを導き出してしまう。
試験時間は問題を解くのに必要な時間よりいつも5分短い。
あと5分あったら解けたのに~。
試験終了後、部屋を出てすぐにわからなかった問題の解答を思い出す。
傘を持って家を出た日に限って、雨が降らない。
傘を持たなくても大丈夫だろうという判断は、たいてい後悔する。
天気予報の雨の予報は、傘を忘れた日に限って的中する。
傘を置き忘れてしまう確率は、傘の値段によらない。しかし、駅前で買ったビニル傘は決して忘れない。
お気に入りの傘ほど、すぐに壊れる。
コピー機にある紙の枚数は、いつもコピーする枚数より1枚少ない。
経費節約で裏紙を使用する場合、そのための裏紙が大量に作成されている。
裏紙は裏表が逆にセットされている。
両面コピーをする時も、裏紙に出てしまう。
また、お客様に提出する資料も、裏紙に出てしまう。
会議で使用する資料をコピーしようとする時、コピー機は壊れている。
コピー機が直るのは、会議が始まって15分後である。
会議が15分遅れて始まる時、コピー機が直るのも15分遅れる。
緊急にコピーする必要がある時、常に誰かが使用している。
コピー機の前に人がいなくなったと思ったら、その人は用紙を取りに行っていた。
ようやく自分の番になり、コピーしたら、前の人の設定が残っていた。
両面コピーするんじゃない!しかも20部もいらない!!
手動で両面印刷をすると、2ページ目は1ページ目と上下が逆になる。
さらに、2ページ目は1ページ目の前になる。
しなければならない仕事はいつも一定である。
1つ片付いても、新たな仕事がやってくる。
「よし!完璧」と思っていた書類は提出する時になってミスが見つかる。
机の上のお茶は、いつも最も重要な書類のほうに向かってこぼれる。
お客様からのトラブルコールは昼休みの5分前にかかってくる。
同様に緊急の仕事は定時の10分前にやってくる。
仕事にかかる時間は、その見積もり時間の2倍である。
仕事の進捗(進み具合)は90%を越えると極端に悪くなる。
「大丈夫。今日という日は24時まであるんだ」
「月曜日までに金曜日は3日あるだろう?」
電話は、席をはずした時にかかってくる。
近くの内線電話を取ろうとしたのに、遠くの外線電話が取れてしまう。
会議(ミーティング)は定刻の15分後から始まり、定刻をはるか越えて終わる。
重要な電話は、留守の時を狙ってかかってくる。
たいして重要でない電話は、テレビドラマのクライマックスの時にかかってくる。
電話のベルは受話器を取ろうとする直前に切れる。
「残念!」と思って電話から離れると、またかかってくる。
「またかかってくるかな」と思って待っていると、かかってこない。
夜中、眠いから出たくないなあと思っている電話のベルは、いつまでも鳴っている。
はりきって「もしもしぃ~」と出たら、Fax送信音だった。
はりきって「もしもしぃ~」と出たら、「ごめんください」と返ってきた。
プログラムの不具合の数は、修正された不具合の数と等しい。
修正しても、修正してもなくならないよぅ。
多くの不具合はテストの時は合格する。
実際に使い出した時に、いっせいに現れる。
あれだけ見つからなかった不具合は、上司の前ではすぐに現れる
お客様の前で現れた不具合は、プログラマの前では決して現れることはない
何度も再現する不具合は「製品仕様」と呼ばれる。
再現しない不具合は「操作ミス」と呼ばれる。
バージョンアップとは、今まで動いていた機能を動かなくすることのほかに動けばきっと役に立つであろう機能を盛り込むことである。
不具合を修正したものを「サービスパック」というが、次回のサービスの提供のためにさらなる不具合もいっしょに提供される。
不具合がなくなった時に、そのプログラムは使われなくなる。
人にプレゼントするために作る時は、必ず失敗する。
ケーキを作ろうと思った時、小麦粉か砂糖のどちらかが切れている。
どっちもある時は、卵が必要な数に1個足りない。
明日のお菓子用にと買ってきた生クリームは、その日の夕食の材料になる。
明日のお菓子用のクリームチーズは、賞味期限いっぱいまで使われることはない。
アーモンドパウダーが必要な時、スライスアーモンドしか手元にない。
すべての材料を計ったあとでメニューを変更することになる。
スライスアーモンドが必要な時、スライスガーリックが手元にある。
食べる時になってはじめて間違っていたことに気づく。
焼き型に生地を流し込んだ後に、入れるべき材料が机の上に残っているのに気づく。
焼き型に生地を入れて「さあ焼こう」と思った時、オーブンを予熱していないことに気づく。
しかし、忘れずに予熱をはじめた時は、予熱が完了しても生地の準備ができていない。
電気のブレーカーは、焼き型をオーブンに入れた時に落ちる。
初めて作るお菓子はそれなりのものができあがるが、2回目に作る時ははじめより悪いのができあがる。
お菓子の本のとおりに作っても、お菓子の本にあるようなものは作れない。
自作ケーキのいちばんおいしい部分は、生クリームか桃の缶詰である。
ケーキ屋で買ったほうが、はるかにおいしくて、安上がりになる。
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作成者 : Prettymilk ( e-mail : prettymilk@yahoo.co.jp )
作成日 : 1999/01/24
更新日 : 2016/09/10
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