紅茶のケーキといっても、スポンジケーキに紅茶の味と香りを追加するだけです。
紅茶の香りがリッチな雰囲気を演出してくれます。お手軽に「ちょっと違った味」に挑戦できます。
今回、スポンジケーキは共立て法(ジェノワーズ)で作ります。
紅茶はアールグレイのような香りの強いものがいいですよ。
小麦粉 ... 90g
薄力粉であればなんでもいいです。特に紅茶のケーキ用を使う必要はありません。
粉はふるってからはかりましょう。
砂糖 ... 90g
砂糖であればなんでもいいです。特にグラニュー糖でなくてもいいです。
でも、グラニュー糖のほうが上品な甘さです。
卵 ... 3個
常温にしておきましょう。その方が泡立てやすくなります。
バター ... 30g
特に無塩バターでなくてもいいです。マーガリンでもいいです(本当か?)。
ベーキングパウダー ... 小さじ1/2
縁起ものなので入れましょう。別になくてもいいです。
生クリーム ... 200cc
量は多くても少なくてもかまいません。飾りつけに使うだけですから。
砂糖 ... 20g
甘いのが好きな人はじゃんじゃん入れてください。上品な人はこのくらいです。
紅茶の苦いのが苦手な人は、もう少し多めの方がいいみたいです。
水 ... 50cc
砂糖 ... 25g
紅茶の葉 ... 30g
私のおすすめはアールグレイです。
なければセイロンでもアッサムでもティーバッグを破いてもいいです。
水 ... 150cc
紅茶液は...
150ccの水で抽出しますが、それを濃縮して60cc~100ccにします。
スポンジ生地に30cc、ホイップクリームに30cc入れます。あまりはシロップに入れます。
普通のスポンジケーキと違う所は...
紅茶液を加える所だけですが、紅茶液を入れすぎるとスポンジが膨らまなかったり、ホイップクリームが泡立ちにくくなったりします。
まず、焼き型の準備をします。
内側にバター(はかったものとは別のものです)を塗り、小麦粉(これもはかったものとは別のものです)を薄くつけます。
そして、底面と側面にクッキングシートを敷きます。
余分な小麦粉は落としましょう。小麦粉をつけすぎると完成時にスポンジが白くなります。どうせ生クリームで隠れますけど...。
クッキングシートがなければ普通の紙でも大丈夫です。ただし、ビニルコートした紙は絶対に不可です。
紅茶液を作ります。
水150ccを鍋に入れて、沸騰させます。そこへ、紅茶の葉30gを加えます。ふきこぼさないように。
30秒ほど煮立てて紅茶を濃く出します。そして火からおろして冷まします。そして紅茶の葉をしぼり(!)ます。60cc以上あればOKです。
シロップを作ります。
水50ccに砂糖25gを加えて溶かします。それを1度沸騰させ、室温まで冷まします。
ここでは紅茶液は加えません。あとで加えます。お楽しみに。
卵を泡立てます。卵白と卵黄を分けずに泡立てます。
まず、ハンドミキサーを低速にして、卵をときほぐします。泡立て器の場合でも、まずはゆっくりと(準備運動のつもりで)。
次に湯せんにかけ、卵の温度を40度くらいにします。そして、ハンドミキサーを最高速にして泡立てます。泡立て器の場合は、ただひたすら全力で泡立てます(がんはれ~)。
泡立てた卵がリボン状になって落ちるような状態になったら、湯せんからはずし、砂糖を加えます。砂糖は3回に分けて入れましょう。
卵が常温に戻るまで、さらに泡立てます(というか...混ぜます)。
最後に紅茶液を30cc加えて、少しゆるめます(小麦粉が混ざりやすいようにします)。
小麦粉とベーキングパウダーを加えます。
泡立てた卵に小麦粉とベーキングパウダーを加えます。
小麦粉は2回に分けたほうが混ぜやすいですが、1回で入れてしまっても大丈夫です。
卵をしっかりと泡立てていれば、この状態でもまだふわっとしているはずです。
木べらを使って切るように混ぜたほうがいいかもしれません。
次に溶かしたバターを加えます。
バターは電子レンジまたは湯せんでしっかりと溶かします。
湯せんで溶かすほうが安全です。何が安全かって?電子レンジでやってみればわかります。
バターは冷えると固まるので、熱いうちに加えましょう。やけどをしないように。
よく混ぜないとバターがボウルの底にたまってしまいます。
生地を型に流し込みます。
生地を型に入れる時は、まんべんなく、平らになるように流し込みます。
そのあとで、霧吹きで表面に水を吹きかけます。
決してトントンと型を台に打ちつけないこと!せっかくの泡が逃げて、ふっくらと焼きあがらなくなります。
さあ、焼こう。
オーブンは170度で30分です。予熱しておきましょう。
(本によると...最初180度で焼き、生地が膨らんだら170度に下げて合計30分...だそうです)
この間に洗い物をしたり、生クリームを泡立てたり、出来ばえを神に祈ったりしましょう。
焼いている間に生クリームを泡立てます。
生クリームを泡立てます。泡立ては2段階でおこないます。まず1段階目です。
生クリーム200ccに砂糖20gと紅茶液30ccを加えて泡立てます。
「紅茶液30cc」がくせもので、なかなか泡立たないです。頑張ってください。
で、まず、角が立たずに、ふにゃっとなるくらい(ああ、説明しにくい...)にします。(七分立て)
とりあえずこの状態で冷蔵庫に入れておいてください。
焼きあがったら...。
ただちにオーブンから取り出し、台上30cmから下にトンと落とします。
これをしないとせっかく膨らんだスポンジがしぼんでしまいます。
あとは、型から取り出し、まな板の上で冷まします。
冷えきる前にシロップをかけよう。
スポンジの間に生クリームをはさむために、スポンジを横に切ります。
ケーキナイフがあると便利ですよ。信じられないくらいきれいに切れます。
2つに切ったら、切り口を上にして置きます。そして先に作っておいたシロップに残りの紅茶液を混ぜ、全部ふりかけます。
飾りつけをします。
2つに切ったスポンジの間に生クリームをはさみます。
次にスポンジの上と周り全体を塗ります。パレットナイフがあるときれいに塗れます。
残った生クリームを再び泡立てて(2段階目)、角が立つくらいにします。(八分立て)
この状態で絞り出し袋に入れ、模様を描きます。美的センスが問われます。
最後に冷蔵庫で30分ほど冷やします。
いただきま~す。
ちゃんと、紅茶の香りがしていますか?
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作成者 : Prettymilk ( e-mail : prettymilk@yahoo.co.jp )
作成日 : 2000/02/15
更新日 : 2016/09/18
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