なにが「もうひとつの」かというと、こっちはチョコレートクリームではなくて、チョコレートでコーティングしてみました。
こっちの方が「ちょこれーとけーき」って感じがしますね。もちろんココア生地です。
ココア生地の時は、メレンゲをしっかりと泡立てる別立て法のほうがいいということで、由緒正しく(?)別立て法で作ってみました。
小麦粉 ... 65g
薄力粉であればなんでもいいです。特にケーキ用を使う必要はありません。
粉はふるってからはかりましょう。
ココア ... 25g
こだわる人なら「VAN HOUTEN」ですね。
これもふるってからはかりましょう。
砂糖 ... 90g
砂糖であればなんでもいいです。特にグラニュー糖でなくてもいいです。
でも、グラニュー糖のほうが上品な甘さです。
卵 ... 3個
にわとりの卵なら何でもいいです。特にケーキ用を使う必要はありません。
バター ... 25g
特に無塩バターでなくてもいいです。マーガリンでもいい(本当か?)。
ベーキングパウダー ... 小さじ1/2
縁起ものなので入れましょう。
別になくてもいいですが、入れたほうがケーキがふわっ~と膨らみますよ。
生クリーム ... 200cc
チョコレートもあるので、生クリームでたくさん飾りつけると、味がしつこくなりますよ。
砂糖 ... 20g
甘いのが好きな人はじゃんじゃん入れてください。上品な人はこのくらいです。
ブランデー ... 適量
なくてもいいけど...やっぱり必要でしょう。
チョコレート ... 150g
「コーティング用」っていうのが売っています。すごく便利です。
なければ...鍋で溶かすのかなぁ...。誰か教えて~。
水 ... 100cc
砂糖 ... 50g
ブランデー ... 適量
なくてもいいけど...。
スポンジケーキの生地をココア生地にするには?
小麦粉の分量のうち1/3弱をココアにします。
ココアはよくふるって、よく混ぜないと粒が残ってしまいます。
ココア生地はよく泡立てること!
小麦粉やココアを入れる前の、卵の泡立ての段階でのことです。
いつもより余計に泡立ててますくらいの気持ちでいきましょう。
チョコレートをコーティングするときは...
勇気を出して、ケーキの上から流しましょう。
溶かしたチョコレートが熱いから生クリームが溶けないかなぁ~って思っていましたが、大丈夫でした。
まず、焼き型の準備をします。
内側にバター(はかったものとは別のものです)を塗り、小麦粉(これもはかったものとは別のものです)を薄くつけます。
そして、底面と側面にクッキングシートを敷きます。
余分な小麦粉は落としましょう。小麦粉をつけすぎると完成時にスポンジが白くなります。どうせ生クリームで隠れますけど...。
クッキングシートがなければ普通の紙でも大丈夫です。ただし、ビニルコートした紙は絶対に不可です。
シロップを作ります。
水100ccに砂糖50gを加えて溶かします。そしてブランデーを加えて、香りをつけます。
それを1度沸騰させ、室温まで冷まします。
味見してみると...とてもおいしいです。味見しすぎるとなくなってしまうのでもう一度作りましょう。
卵を泡立てます。
卵白と卵黄に分けます。それぞれを泡立てます。(別立て法!)
卵白は角が立つまで頑張って泡立てましょう。ボウルをさかさまにしても落ちないくらいまで泡立てましょう。
ここの作業で手を抜くと、ケーキは失敗に終わります。心してかかりましょう。
納得いくまで泡立てたら、砂糖を1/3ずつ2回に分けていれましょう(残りの1/3は卵黄のほうに入れます)。
砂糖を入れた後は、もう泡立ちません。後戻りできません。
砂糖を入れる前に、もう一度胸に手を当ててみましょう。後悔しませんね。
砂糖を入れてからも、つやが出るまでしっかりかき混ぜます。
卵黄は卵白ほど頑張る必要はありません。
いきなり、残り1/3の砂糖を加え、泡立てる...というよりかき混ぜます。
だんだん、白っぽくなっていきます。マヨネーズ程度の色になるまででじゅうぶんです。
泡立てた卵黄に卵白を1/3だけ混ぜます。
残りの卵白2/3はバターを入れた後に入れます。後から入れるのを忘れないようにね。
そして、次に入れる小麦粉と混ざりやすくするために、シロップを少し加え、生地をゆるめます。
シロップを入れる量は大さじ1杯くらいでいいです。入れすぎるとせっかく泡立てた苦労が台無しになってしまいます。
小麦粉とココアとベーキングパウダーを加えます。
泡立てた卵に小麦粉とココアとベーキングパウダーを加えてゴムベラで混ぜます。
小麦粉は1回で入れてしまっても大丈夫ですが、できれば2回に分けたほうが混ぜやすいです。
ココアが「だま」にならないように注意しましょう。
卵白を1/3しか入れていないので、なかなか混ざりません。でも、がんばってね。
次に溶かしたバターを加えます。
バターは電子レンジまたは湯せんでしっかりと溶かします。
湯せんで溶かすほうが安全です。何が安全かって?電子レンジでやってみればわかります。
バターは冷えると固まるので、熱いうちに加えましょう。やけどをしないように。
よく混ぜないとバターがボウルの底にたまってしまいます。
最後に残しておいた卵白2/3を加えます。
卵白を残しておいて最後に入れることで、卵白の泡がつぶれずにふわっとした焼き上がりになる...のかな?
もう、入れ忘れたものはないですよね。
生地を型に流し込みます。
生地を型に入れる時は、まんべんなく、平らになるように流し込みます。
そのあとで、霧吹きで表面に水を吹きかけます。
決してトントンと型を台に打ちつけないこと!せっかくの泡が逃げて、ふっくらと焼きあがらなくなります。
さあ、焼こう。
オーブンは170度で30分です。予熱しておきましょう。
この間に洗い物をしたり、生クリームを泡立てたり、出来ばえを神に祈ったりしましょう。
焼きあがったら...。
ただちにオーブンから取り出し、台上30cmから下にトンと落とします。
これをしないとせっかく膨らんだスポンジがしぼんでしまいます。
あとは、型から取り出し、まな板の上で冷まします。
冷えきる前にシロップをかけましょう。
スポンジの間に生クリームをはさむために、スポンジを横に切ります。
ケーキナイフがあると便利ですよ。信じられないくらいきれいに切れます。
2つに切ったら、切り口を上にして置きます。そして先に作っておいた、おいしいシロップを全部ふりかけます。
生クリームを泡立て、スポンジに塗ります。
最後の力仕事です。生クリームを泡立てます。
今回は絞り出しをしないので、角が立たずに、ふにゃっとなるくらい(ああ、説明しにくい...)にします。(七分立て)
この状態でスポンジ全体を塗ります。パレットナイフがあるときれいに塗れます。
スポンジの間にはさむ量を多くすると、ケーキを切ったときの断面がきれいに見えます。
(うまくケーキを切ることができれば...ですが)
チョコレートを溶かして、ケーキをコーティングします。
コーティング用ケーキを溶かして、生クリームを塗ったケーキにコーティングします。
私が使ったものは、レトルトパックみたいな感じで、電子レンジで1分20秒温めて溶かし、そのままケーキにかければOKでした。
電子レンジではなく、鍋に入れて溶かして...ってするのはたいへんだろうなぁ。(チョコレートを溶かす時の温度は50度ちょっとくらいです)
あとの飾りはご自由に。
画像のは何も飾りをしていませんが、コーティングした上に生クリームで飾るときれいですよ。
でも、飾りすぎると味がしつこくなってしまいます。
どうやって切りますかぁ?
コーティングしたチョコレートがかたくてうまく切れないでしょう?
くずれていくよぉ~...あ~あ。せっかくきれいにできたのにぃ...。
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作成者 : Prettymilk ( e-mail : prettymilk@yahoo.co.jp )
作成日 : 2001/01/24
更新日 : 2016/09/19
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